高架下という見通しの悪い道路で軽快に飛び出してくるこども。手描きである事が窺える看板であるが、数あるそれのなかでもめちゃめちゃ絵が上手いと思う。左手は投げやりであるものの、右手の握り込んだ拳が、こどもが駆け出す際の快活さを表現するのに一役買っているような気がする。
実はこの看板は、ドジっ子図鑑(ドジっ子図鑑 | 偏愛都市ストア)という本を参考にして撮りに行った。有益な情報ありがとうございます。
撮影日:2023/03/05
場所:北海道札幌市北区北6条西9丁目付近 北6条エルムの里公園 正面
現存しているか:ある(2023/05/18 時点)
備考:現存しているかどうかについて、かなり際どいところにあるため、それについて書いておきたい。(→追記あり)
上の写真の通り、この看板が設置されている場所は北海道新幹線開通の工事のため、既に廃止された道路である。幸いな事に黄色の規制線の外側から写真を撮る事が出来たが、いつ完全に閉鎖されてしまうかわからない。駐輪場の閉鎖期間が3月末までなので、年度が変わる時期に合わせて様子が変わるのかもしれない。
高架下の道路に沿うように歩いていたのだが、すでに工事用のパーテーション(?)で覆われて中の様子を見る事も叶わない場所もあった。ここが覆われていなかったのは、隣接するパーキングの営業が終了してなかったためと思われる。具体的にどのような工事がされるのかは知らないが、そのうちここもそうなるだろうなという雰囲気がある。
鉄西連合町内会が看板を回収して、町内会の範囲のどこかに看板を移動する事も考えられるものの、ストリートビューを見る限り2010年8月時点からそこにある年季の入ったものである。撤去から廃棄の流れになることもあり得るだろう。
【追記】2023/05/18
まだあった。全然あった。
まさに健在である。
工事が行われているのが高架下の向こう側の道路で、
こちらの高架下に公園があるのだが、冬季は使用中止だったものの、4月1日から使えるようになっていたみたいだ。
看板のある場所が工事に干渉しない且つ公園がなくならないということで、看板もなくなっていないようだ。